ウェディングプランナーの仕事をしていると、結婚式だけではなく時には二次会のご相談を受けたり、実際に進行を決める場に立ち会わせていただくことがあります。進行を決める上でやはり悩むところは「演出」です。二次会を行う先輩カップルは披露宴にどんな演出を入れているのか・・・というご質問はよくいただきます。
この記事では同様に二次会の演出について悩む方へ、疑問を解消できるような内容をお伝えしたいと思います。
二次会でも「キャンドルサービス」はやった方が良い?
キャンドルサービスは披露宴の各テーブルを周る演出として昔から大変有名ですが、二次会でも取り入れた方が良いのかとお考えになる新郎新婦もいらっしゃいます。
5年以上ウェディングプランナーとして、時には二次会も立ち会わせていただくことが多々ありましたが、正直に言うと「二次会でキャンドルサービスをしている新郎新婦はいないに等しい」です。
1)二次会は立食ブッフェスタイルが多い
まず、第一に二次会はそもそも立食ブッフェスタイルで行われる新郎新婦が多く、その場合は披露宴とは違い、ゲストの皆さんがテーブルに着席しているわけではありませんので、キャンドルサービスを行うというイメージの場ではなくなってしまいます。
2)二次会はゲスト参加型の方が多い
そして、第二に二次会は披露宴とは違い、演出にはゲスト参加型のタイプのものをお入れになる方が多いです。
ご親族や主賓をご招待するような少し固い感じの披露宴ではできないようなみんなが楽しめる演出をやりたいとお考えになるというのは、お気持ちとしてよくわかる気がします。
他にも様々な理由があるかと思いますが、大きくこの2つの理由からキャンドルサービスは二次会の演出としてお入れにならない方が多いのではないかと考えます。
「キャンドルサービス」ではない演出を入れるとしたら?
二次会でよく見かけるのは、「ウェディングケーキカット」次に「ビンゴ」などのゲーム系です。
ですが、ビンゴなどは盛り上がるのには最適ですが、あまりウェディングっぽい演出ではない感じがしますよね。
そこで、キャンドルサービスに代わるような、ゲストも楽しめるウェディングっぽい演出を3つご紹介します。
1.光の演出アイテム
密かに人気を集めているのが、光の演出アイテムです。
無線制御技術を用いてLEDの光を自由自在に操ることで、無数の光で会場全体の雰囲気をデザインすることができます。
二次会の雰囲気に合わせて色を変えたり、音楽に合わせてテンポよく光らせたり、キャンドルサービスのような新しい演出を行うことができます。
立食型の場合は、メインテーブルの高砂にアクセントとして配置するのもオススメです。
2.スパークバルーン
この演出は各テーブルに置くこともできますし、新郎新婦の席であるメインテーブル付近だけで行うことも可能です。
もちろんどちらも用意して両方行うこともできます。
各テーブルに置くスパークバルーンはキャンドルサービス同様、お料理やお席のスタイルによっては少し行うことが難しくなってくることが考えられますが、メインテーブルで行うスパークバルーンでしたらどんな形態でも可能です。
スパークバルーンとは
スパークバルーンとは、重りをつけた大きな風船の中に小さい風船をいくつか入れ、針がついた専用の棒を新郎新婦が2人で持ち、一緒に刺すと大きな風船が割れて小さな風船が下にフワフワと落ちる・・・という演出です。
ただ見ているだけでも意外と盛り上がるのですが、メインテーブル用のスパークバルーンには小さな風船が何十個と入っているものもあり、そういうバルーンの場合は中に入った風船をゲストの方にキャッチしていただいて、特定の色をキャッチした方にプレゼント!という演出に繋げることが可能です。
中の風船の色は業者さんにもよりますが、指定で用意することができますので、興味がある方は二次会会場のスタッフに相談してみましょう。
3.ルミファンタジア
ルミファンタジアとは
ルミファンタジアとは、容器の中に二種類の液体を注ぎ、化学反応によって発光させる・・・という演出です。
各テーブル周り用の小さめのタイプと、メインテーブルで行う大きめのタイプのものとがあります。
会場を暗くできるところであれば、このルミファンタジアというのは結構オススメです。
何年も前からある商品ですので、披露宴で行われているのを見た方もいらっしゃるかもしれませんが、なかなか幻想的でキレイです。
容器の形もいろいろあり、グラスをたくさん重ねた「シャンパンタワー型」のものであれば、二次会の雰囲気にもよく合うのではないでしょうか?
ルミファンタジアは色を選ぶことができますので、ドレスのお色や会場の雰囲気に合わせた色に合わせることも可能です。
また、その色を当てる投票クイズなども絡めると演出として2度おいしいですね。
業者さんによって「ルミファンタジア」という名称が違うケースがありますが、こちらも興味があるようでしたら会場スタッフに確認してみましょう。