プランナーが分かりやすく解説!結婚式のブーケの種類と意味とは?

結婚式で新婦がブーケを持っているというのは、一般的にも知られていることだと思いますが、ブーケと一言にいっても様々な種類があり、その名前や形についてまでを詳しく知っているという人は多くないかもしれません。
この記事ではブーケの種類やその特徴についてを詳しくご紹介していきたいと思います。自分が選んだドレスに合うブーケをしっかり考えてみましょう。

これぞブーケの王道!『ラウンドブーケ』

ラウンドブーケの特徴

ブーケと聞いて思い浮かべる形としては、やはりラウンドブーケが多いのではないかと思います。

ラウンドブーケとは、名前の通り、上から見ると丸い形をしています。横から見ると半円球です。
マイクのような形になっている持ち手がついたオアシスに180°の方向からお花をさして作ります
定番の形とも言えるブーケです。

ラウンドブーケと似合うドレス

定番な形だけあって比較的どのタイプのドレスにも合いますが、どちらかと言うとスレンダーなドレスよりはAラインやプリンセスラインなどのフワッとしたシルエットの方がしっくりくるかもしれません。

使用する花材に色味をプラスすることで、カラードレスはもちろん和装でも合う万能なブーケです。

ラウンドブーケを少し変化『ティアドロップブーケ』

ティアドロップブーケの特徴

ティアドロップブーケは、ラウンドブーケを正面から見た時に下の方を少しだけ長く作っているようなイメージのブーケです。
名前の通り、『涙』の形が上下ひっくり返ったような形というとわかりやすいかもしれません。

お花をメインで使用して作るラウンドブーケと違い、ティアドロップは葉物などを使用して下に流れるような動きを出して制作します。

ティアドロップブーケと似合うドレス

ティアドロップブーケも、ラウンドブーケ同様Aラインやベルライン、プリンセスラインなどの比較的フワッとしたドレスによく合います。

和装やスレンダーなラインの衣装とはあまり合う形ではないので、注意しましょう。

豪華な美しさが特徴!『キャスケードブーケ』

キャスケードブーケの特徴

キャスケードブーケはティアドロップブーケよりももっと下の方が長くなったような形になっているブーケです。「キャスケード」は英語で「滝」という意味があります。

キャスケードブーケの特徴は、大きく存在感があるカサブランカやユリの花を使用しゴージャス感を出すのが一般的で、ティアドロップブーケと同じく葉物なども使用し、流れるような形の美しさを作ります。

キャスケードブーケと似合うドレス

ティアドロップブーケに比べて、キャスケードブーケはスレンダーなラインのドレスにも良く合います。
また、Aラインなどのドレスにももちろん合うので、挙式で使用するブーケとしても高い人気があります。

三日月の形が個性的な『クレッセントブーケ』

クレッセントブーケの特徴

エレガントな雰囲気にしたいという方にはピッタリなクレッセントブーケ。
「クレッセント」は「三日月」という意味で、カーブを描いた形をしているブーケです。

同じクレッセントブーケでも、使用する花材によって雰囲気や形などが変化します。
また、横にも縦にも持つことができます。

持った時に左右非対称になるため、とても個性的です。

クレッセントブーケと似合うドレス

どんなタイプのドレスにもそれなりには合いますが、あまりフワッとしすぎているようなデザインよりも、ラインが一直線なAラインやベルラインだとクレッセントブーケの個性がよく出るため、相性が良いです。

他の人とは少し違ったブーケにしたい!という方は、クレッセントブーケが良いかもしれません。

シンプルイズベスト!『クラッチブーケ』

クラッチブーケの特徴

「クラッチ」という言葉には「つかむ」という意味があり、その名の通り、花を束ねただけという大変シンプルな形のブーケです。
花材にはカラーなどの茎が長いお花を使用します。
他のブーケと違い、持ち手がなく茎をあえて出して作っているのが特徴です。

また、アームブーケはクラッチブーケの茎の部分をより長くしたイメージのものになります。

クラッチブーケと似合うドレス

とても細長いブーケで、ボリュームのあるドレスよりは、スレンダーラインやマーメイドラインなどの細身のドレスの方が合います。

他のブーケは可愛らしい・豪華というイメージでしたが、クラッチブーケはどちらかというとシンプルでスタイリッシュな雰囲気です。

また、ブーケのお値段としてクラッチブーケは比較的安価ですので、節約したいという方にもオススメです。

カジュアルな雰囲気を出すなら『リースブーケ』

リースブーケの特徴

クリスマスリースのような形をした丸いブーケです。
持ち手を作らずに腕にかけて使用することが多いですが、リボンなどで持ち手を作るという新婦も。

リングは「永遠の愛」を象徴するとも言われているので、結婚式にはピッタリです。
リースブーケを少しアレンジしてハート型のリースブーケにすることもできます。

リースブーケと似合うドレス

普通のブーケに比べると少しカジュアルな雰囲気が出るので、ひざ丈のドレスを着用したり、ウエディングドレスに合わせてスニーカーを履きたい!という方にはオススメです。

和装には鉄板!『ハンギングブーケ』

ハンギングブーケの特徴

最後にご紹介するのは、ハンギングブーケです。

ハンギングブーケは腕にかけて持つことができ、もっと細かく分類するとボールブーケやバッグ型ブーケ、バスケット型ブーケなどの種類に分かれます。

ハンギングブーケと似合うドレス

その中でもボールブーケは和装によく合うブーケとして知られ、オアシスに360°方向から花をさし、どこから見ても丸く作られたブーケです。

また、バッグ型ブーケなどはシルエットがフワッとしたプリンセスラインなどのドレスに合わせると可愛い雰囲気になります。

あまり固い雰囲気の場には合わないブーケですので、カジュアルなウエディングパーティや、お色直しの時などに使用すると良いでしょう。