結婚式における送迎バスのマナー3選

結婚式では式場が遠い場合などに新郎新婦が送迎バスを手配する必要があります。送迎バスを用意した際には誰を乗せて、誰にお車代を出したほうがいいのでしょうか。今回は結婚式における送迎バスの手配方法やマナーについてご紹介します。

 

①送迎バスが必要なタイミングとは

結婚式で送迎バスが必要なタイミングは結婚式場へのアクセスが悪いときです。最寄りの

結婚式場に呼ぶ人数が少ない場合や、親族のみの参加となる場合は、タクシーや親族に送迎をお願いしてもいいかもしれません。

また、最寄り駅から近くても、電車が1時間に1本しか来ないなど、結果としてアクセスが悪く、参列者に負担を強いてしまいかねない場合には、近くのターミナル駅まで送迎バスを手配しておくといいでしょう。

一般的に、送迎バスに乗車する参列者は、親族以外であることが多く、親族は着付けや受付準備などもあるため、受付開始よりも早く現地に集合する必要があります。
遠い親戚には送迎バスで参列者と同じ時間に到着してもらうこともありますので、柔軟な対応をするようにしましょう。

②送迎バスの手配にかかる費用

では、送迎バスを手配する場合にかかる費用はどのくらいなのでしょうか。

送迎バスは貸し切りのものを用意するとなると大体30~40名程度50,000円が相場となっているようです。ただし、この価格は結婚式場が公式に用意しているものではなく、新郎新婦が別途ほか業者を使用した際の価格となります。

遠方から参列してくれる方のことを想定すると、大きな荷物(スーツケースなど)を一緒に運ぶ必要があるため、タクシーで運ぶよりも結果として割安になる可能性があります。
とはいえ、1人あたり1,500円程度の費用と考えると、複数名でタクシーを利用するよりも割高になる可能性があるため、参列者の荷物がどの程度の量になるかを想定して利用を検討すると良いでしょう。

また、結婚式場が公式に送迎バスを用意しているケースもあります。この場合だと無料で対応してくれることもあれば、プランとして別業者を使用するより安いこともあるので、一度ウェディングプランナーに確認してみるといいでしょう。

③送迎バスを使用する際の注意点

送迎バスを利用する際にも注意点があります。
上述したとおり、新郎新婦や親族は参列者よりも結婚式場に早く到着しなければなりません。となると、送迎バスに一緒に乗車し、点呼や説明をする仕切り役を親族以外で設ける必要があります。

仲の良い友人に頼むのが一般的ではありますが、参列者の一面もある彼らに無償でお願いしてしまうのはマナー違反です。気持ち程度のお金を包んで渡すか、引き出物とは別に簡単な御礼を用意しておきましょう。
ドレスコードだと大きなものは持ち帰りにくいため、別日で食事をご馳走するという御礼の仕方もいいかもしれません。

仲の良い友人ほどお祝いの場だからと二つ返事で引き受けてくれますが、親しき仲にも礼儀ありということを念頭に、必ず感謝の気持ちを忘れないようにしましょう。

また、新郎新婦のビジネス関係(上司や取引先)に当たる方には別途お車代を渡したほうが良いケースもあります。直属の上司や別部署の上司の方はケースバイケースになりますが、社長や取引先の方が参列してくれる場合には、お車代を用意したほうが無難です。
相手が必要ないと言ってくれるかもしれませんが、必ず「お車代を用意いたします」と申し出るようにします。

上記のマナーは結婚式後にも繋がるため、手間を惜しむことなく対応しておく必要があります。

まとめ

・送迎バスが必要なタイミングは結婚式場のアクセスが悪いとき
・送迎バスの手配に必要な費用は5万円程度
・送迎バスの仕切り役を頼む際は御礼を忘れずに
・社長や取引先には別途お車代を用意する