挙式の最後に参列者が新郎新婦を見送る際には、ライスシャワーを投げるのが伝統的です。近年ではライスシャワー以外の方法を用いるケースも増えてきており、その種類はカップルによって様々です。
そこで今回はライスシャワー以外の見送りについてご紹介します。
その1 フラワーシャワー
ライスシャワー以外で最もポピュラーなのが、フラワーシャワーです。お米の代わりに花を投げるもので、生花かドライフラワーが用いられます。
人気の理由として写真映えが非常にいいことが挙げられます。ライスシャワーの場合、小さな粒なので、カメラが上手く捉えられず、綺麗な写真になりにくい傾向にあります。
ただし、結婚式場でお願いする場合、2万円程度の費用がかかってしまい、大きな負担になってしまうことも事実です。持ち込み料がかからない場合は、ドライフラワーをご自身で購入して事前に自作することでコストを抑えることが可能です。
ドライフラワーの花びらをハサミでカットするだけでも、十分綺麗なフラワーシャワーを作ることができます。
その2 折り鶴シャワー
フラワーシャワーと同じく、ポピュラーになりつつあるのが折り鶴シャワーです。和装ウェディングはもちろん、キリスト式の結婚式でもウェディングドレスと折り鶴の二極性が相まって写真映えします。
こちらは結婚式場で用意がないことが多いため、自作することがほとんどとなります。参列者一人につき一羽だとかなり少なく、見栄えも悪いため、一人に三羽は用意しておきたいものです。
結婚式直前は打ち合わせや、確認など様々なこと立て込んでくるため、意外に負担になってしまうかもしれません。
少しこだわった演出を取り入れたいというカップルは是非試していただきたい演出の1つです。
その3 シャボン玉シャワー
結婚式経験者は分かるかもしれませんが、意外と教会では「ものを投げること」が禁止されているケースがあって、ライスシャワーなどが実施できないことがあります。
披露宴会場と併設になっていたり、式場が運営している教会を利用する場合は問題ありませんが、格式ある教会を利用する場合には注意が必要です。
そこで、シャボン玉シャワーであれば「ものを投げる」という行為に当たらないため、見栄えも華やかに見送りを実施することができます。コスト的にも低負担で、シャワー後の片付けも楽とメリットばかりあるように思えます。
とはいえ、シャボン液を強く吹きすぎてドレスが汚れてしまったり、シャボン液によっては垂れやすいなど、少なからずデメリットもあるようです。
その4 リボンワンズ
最近の流行としてリボンワンズという見送り方法があります。参列者が棒にリボンがついたものを持つというものです。
InstagramなどのSNSでも話題となっており、その華やかさに魅力を感じる花嫁も増えてきています。
リボンワンズは結婚式場で用意されているケースがあまり多くないため、自作する必要があります。自作と言っても、100円ショップで棒とリボンを購入してつけるだけの作業ですので、参列者があまりにも多いという場合を除いて、大きな負担になることは少ないでしょう。
その5 紙吹雪
ライスシャワーのコストは抑えたいけど、自作する自信もないというカップルにはやはり紙吹雪がおすすめです。
ベーシックな四角いものの中に、ハートや星形のものを一部混ぜてみてもこだわりを出すことができるでしょう。
紙吹雪を採用する際に1点だけネックになるのが、多くの会場で紙吹雪が許可されていないことです。後片付けがしにくく、近隣に紙が飛んでいってしまいやすい紙吹雪は、どうしても許可が降りにくいのです。
コスト面的に紙吹雪を採用せざるを得ない場合、結婚式場のスタッフに相談してみましょう。許可してもらえるか、代替案を提示してくれるはずです。