結婚式では挙式や披露宴の開始時間によって、ゲストに対して与えるメリット・デメリットが異なります。結婚式は自分たちが主役ではありますが、ゲストを招待してもてなす役でもあるため、開始時間を適切に設定して、ゲストに喜んでもらうことをおすすめします。
今回は結婚式における挙式や披露宴の開始時間について、メリットとデメリットをそれぞれご紹介します。
結婚式の開始時間は大きく2パターン
挙式の開始時間は、午前開始と午後開始の2つが主流です。午前開始は大体の式場で10時から11時30分の間で選択することができます。挙式の所要時間は1時間程度なので、披露宴は挙式の開始時間から1時間後だと思っておけばOKです。
挙式や披露宴の所要時間については下記の記事を参照してください。
⇒結婚式の披露宴や二次会にかかる時間ってどのくらい?
午後開始の場合は13時から16時の時間帯に挙式が開始されます。午後の時間帯は参列者も都合がつきやすいということもあり、午前よりも比較的人気となっています。とはいえ、料金的に大きな差はないので、どちらを選んでも問題ありません。
以下でご紹介するそれぞれの時間帯でのメリットとデメリットを理解した上で、ご自身に合った方を選んでみてください。
結婚式を午前の時間帯から始めるメリットとデメリット
結婚式を午前から始めるメリットとしては、披露宴の開始がランチの時間と重なることです。披露宴はゲストに食事を振る舞う場でもあるため、お腹が空いてきた頃に食事ができるというメリットを与えることができます。せっかくの豪華な料理ですので、美味しく食べてもらうことは、ゲストの満足度を高めることになり、結果として新郎新婦の満足度も高くなると言えます。
一方でデメリットとしては、集合時間が早くなるということが挙げられます。前日から宿泊するほどの距離ではないゲストにとっては、起床時間が少し早めになってしまうため、負担に感じてしまう方もいらっしゃいます。
特に女性はパーティー用のヘアメイクや、普段は着ないドレスを選ぶ時間などもあるため、早い時間から準備をするのは男性が思っている以上に負担となります。
結婚式を午後の時間帯から始めるメリットとデメリット
午後の時間から挙式を始めた際のメリットは、集合時間が遅いため、ゲストが都合をつけやすいことです。遠方から参列してもらうゲストも、当日の新幹線や飛行機で集合に間に合うため、費用的な負担も抑えることが可能です。
デメリットとしては、披露宴での食事がランチタイムよりも遅い時間になってしまうことです。多くの場合で結婚式二次会を開催するため、どうしてもランチとディナーの間の時間に披露宴が重なってしまいます。
開始前にゲストがランチを済ませてしまうと、お腹が膨れた状態で食事をしてもらうことになるので、豪華な料理も進まなくなってしまう可能性もあります。
近年人気が出ているナイトウェディング
午前開始と午後開始のそれぞれのデメリットを補えるものとして、ナイトウェディングという形式が流行しています。挙式の開始時間を17時から18時半に設定し、披露宴の時間をディナータイムにすることができます。
とはいえ、ナイトウェディングにもデメリットはあります。披露宴の終了時間が20時半から22時になってしまうため、結婚式の二次会を開催したいのであれば翌日以降にしなければなりません。
また、遠方からのゲストは宿泊を余儀なくされてしまうため、新郎新婦で費用を持たなければならないケースもあります。
まとめ
・結婚式の開始時間帯は午前と午後の2パターン
・午前開始はランチタイムに披露宴を開催できるが、集合時間が早くなってしまう
・午後開始は集合時間が遅いが、微妙な時間に食事を振る舞うことになってしまう
・ナイトウェディングも流行しているが、遅い時間故のデメリットもある
上記を参考にしてご自身に合った開始時間を選んでみてください。