【必読】結婚式でスピーチを友人に依頼する場合どうする?

結婚式で誰かにスピーチをお願いしたい・・・でも、どうしていいかわからないことがいろいろあったりしますよね。
ちゃんと手順を踏み、相手の気持ちを気遣うことができれば、失礼になることなんてないのです。この記事では現役ウェディングプランナーがお客様からいただく、スピーチに関するよくある質問とその答えについて、お伝えしていきます。

スピーチってどうやって依頼したら良いのか?

ご友人の方誰かにスピーチをしてもらいたいとは言っても、ご関係性などでなんとなく「この人かこの人にお願いしたいな・・・」というのは絞れているかと思います。

スピーチの依頼は直接!

ある程度絞れたら、直接お願いしに行きます。
メール、LINEなどでお願いするのは失礼になりますので、極力避け、できるだけ直接会ってお願いするようにしましょう。

そして、直接会ってお願いする時にも気をつけて欲しいポイントが2つあります。

依頼をするときに気をつける2つのこと

1 断りにくくならないような雰囲気を作る

1つ目は『断りにくくならないような雰囲気を作る』です。
大勢の人の前で話すのが苦手という人もいます。相手がそういうタイプだった場合を考え、「もし嫌だったら断ってくれて大丈夫だよ!」としっかり伝えてあげましょう。

2 なぜあなたなのか、というのをしっかり伝える

2つ目は『なぜあなたなのか、というのをしっかり伝える』です。
友人スピーチを引き受けたことがあるという人の中に結構多かった感想が、『お願いされた時に「あなただからやってほしい」ときちんと理由を教えてくれて、素直にやってあげたい!と思った』というお話しでした。

友人スピーチなんてゲスト全員ができるわけではないので、その中から選んで自分にお願いしてくれているんだ!ということは、ご友人もわかっているとは思いますが、さらに「あなただからお願いしたい」という気持ちをしっかり伝えると、ご友人も嬉しく思ってくれると思います。

できれば直接会ってお願いしたい友人スピーチですが、ご友人が遠方に住んでいたり、なかなか会う機会がないという場合は電話でお願いしてもOK。
メールやLINEなどは避けるようにしましょう。

スピーチはいつ頃までに依頼するべきなのか?

スピーチの依頼はいつまで??

スピーチをお願いする時のマナーやコツはわかりましたが、実際にお願いしに行く時期はいつが良いのか?というのも疑問に思う方がいらっしゃいます。
結婚式でスピーチをお願いしたい相手には、遅くても2ヵ月前、できれば3ヵ月前くらいまでにはお願いしておきたいものです。

付箋を忘れずに!!

実は結婚式の招待状には「付箋(ふせん)」という、特定の方にだけ伝えたい情報は本状には載せずに、別紙でお知らせする方法があります。
その付箋にはいろいろな種類があるのですが、そのうちの1つに「スピーチを依頼する方に封入する付箋」があります。

この付箋をまだ直接お願いしてもいない相手に突然封入し伝えるというのは、かなり失礼なお話しです。
ですので、付箋を封入した招待状を送る前までには、一度先に直接お願いし、了承を得ておきたいですね。

依頼するときのスケジュール

招待状を発送する時期は、一般的にはご結婚式の約2ヵ月前になります。
そのため「遅くても2ヵ月前までには直接お願いする」ということに繋がるのです。

大勢の人の前でお話しすることが苦手!という方には、もしかしたら断られてしまうかもしれません。
その場合はまた別の方にお願いしに行かなければなりませんので、スケジュールには余裕を持って、招待状発送までには友人スピーチを誰にお願いするか決まっている状態にしておきましょう。

また、招待状に付箋を入れない場合でも、友人スピーチは頼まれたご友人側も事前準備が必要なことですので、急にお願いするのは絶対に避け、1~2ヵ月前にはお願いしておきましょう。

スピーチを依頼した人にはどんなお礼が適切なのか?

「友人スピーチをお願いした人にはどんなお礼をしたら良いのでしょうか?」このご質問もよくいただきます。

正直、お2人のお気持ちになりますので、絶対にこう!というのはありません。
ですが、「だいたいみなさんこのくらい」というのはありますので、それをお伝えいたします。

スピーチのお礼2パターン

パターンとしては2つに分かれます。
① 品物(プレゼント)でお礼をする
② 現金でお礼をする

① 品物(プレゼント)でお礼をする

先に①の詳細をお伝えしますと、スピーチをしてくれた方にプレゼントや品物でお礼をするという方法です。
だいたい金額的には3,000~5,000円が多いかなと思います。

プレゼントを渡すタイミング

プレゼントをお渡しするのは、当日でも翌日以降でも良いのですが、できれば当日にお渡しできた方が良いかなと思います。
「せっかく準備してスピーチしたのに、お礼も何もないの?」と万が一誤解されてしまっては少し残念ですよね。

後日の場合は、きちんと後日お礼をさせて欲しいと事前に伝えておきましょう。

当日お渡しする場合も、いくつか方法がありますが、もし可能であればスピーチが終わった直後に、直接プレゼントを手渡しで渡せると披露宴の進行上も雰囲気的にGOODですし、直接手渡しで渡すというのはとても丁寧ですよね。

もしこの方法で渡したい!とお考えになるようでしたら「スピーチ直後に直接お礼をお渡ししたい」とプランナーさんに相談してみてください。
きっと力になってくれるはずです。

② 現金でお礼をする

そして、②の場合ですが、この場合はスピーチ直後は避けた方が良いかなと思います。
皆さんが見ている前で封筒に入っているとはいえども現金を渡すというのは、ちょっと生々しい感じがしますよね。

現金を渡すタイミング

もし、現金をお渡しするのであれば、一番お勧めの方法としては、披露宴の歓談中にご自身の親御様やご兄弟から渡しに行ってもらうというのが、良いかと思います。
その場合は、スピーチ前に渡してしまうと相手が恐縮してしまったりして変なプレッシャーを与えかねないので、できればスピーチ後の方が良いですね。

金額に関しては、品物と同じくだいたい3,000~5,000円が多いようです。
会場側は現金をお預かりすることができないという決まりになっていることがありますので、親御様やご兄弟にお願いしてみましょう。