近年、結婚という節目をしっかりと写真に残しておきたいというカップルが増えてきています。結婚式当日に撮影した写真だけでもいいという場合もありますが、プロのカメラマンに本格的なスタジオやロケーションで撮影してもらうことをおすすめします。
今回は結婚式の前撮りがそもそも必要なのか、どんな種類やどれだけの費用がかかるのかについてご紹介します。
結婚式の前撮りって必要?
基本的に結婚式の前撮りはやらなくても問題ありません。ゼクシィ結婚トレンド調査の結果では、全体の50%程度が前撮りを実施しています。
結婚式当日にプロのカメラマンに撮影してもらうから必要ない、少しでも費用を抑えたいから前撮りはしないなど、自分たちの状況と照らしあわせて必要かどうかを判断するといいでしょう。
結婚式の前撮りってどんな種類があるの?
結婚式の前撮りには大きく分けて2つがあります。スタジオでの撮影と、屋外で撮影するロケーション撮影です。ここではそれぞれの特徴についてご紹介します。
スタジオ撮影
スタジオでの撮影は、結婚式場に併設された写真スタジオで撮影を行います。七五三や家族写真を撮影するようなスタジオもありますが、ウェディングドレスやタキシードなどの衣装を用意しているケースが少ないため、基本的には結婚式場に併設されたものスタジオで撮影することになります。
ロケーション撮影
ロケーション撮影は、スタジオではなく、結婚式場の庭園やチャペルで撮影することが可能です。また、神社や浜辺での撮影など、結婚式当日では撮影できない、自分たちのこだわりを反映させることも魅力の1つであるといえるでしょう。結婚式当日が夏だとしても、ロケーション撮影での前撮りを春に実施すれば桜の下で写真にできたり、冬に実施すれば雪景色の中で撮影ができたりと、幅広い選択が可能になります。
結婚式の前撮りにかかる費用
前撮りの費用は大体5~15万円程度です。一般的にスタジオ撮影よりもロケーション撮影のほうが多くの費用がかかります。
また、費用は撮影枚数、着用する衣装、納品される写真のデータ数で決まります。撮影枚数が少なく、衣装を何着もレンタルしなければ安く済ませることが可能です。
平均的に女性は2着、男性は1着の衣装で撮影することが多くなっています。前撮りでの衣装は、結婚式で使用する衣装とは違うものを着用することをおすすめします。結婚式が洋装ウェディングであれば和装(白無垢や色打掛けなど)での撮影を、和装ウェディングであれば洋装(ウェディングドレスやカラードレスなど)での撮影をするといいでしょう。
結婚式の前撮りをするタイミング
結婚式の前撮りは挙式の2ヶ月前までに行います。結婚式当日に前撮りの写真を使用したい場合にはもう少し余裕を持って撮影してもいいでしょう。前撮りで撮影した写真が仕上がる(納品される)までには、少なくとも2週間を要します。
なお、前撮り写真は、結婚式当日にウェルカムボードに活用したり、結婚式後の年賀状に使用したりすることができます。記念として撮影する以外にも活用用途が沢山ありますので、前撮りに先立って何に使用するかを決めておくと、撮影の内容やスケジュールを決めやすくなるでしょう。
結婚式当日に使わないということであれば、前撮りではなく後撮りという選択肢を視野に入れてもいいかもしれません。
まとめ
・前撮りは必ずしも行わなければならないわけではない
・前撮りはスタジオ撮影とロケーション撮影の二種類がある
・前撮りにかかる費用は5~15万円程度、撮影枚数や使用衣装、納品画像データによって費用が変わる
・前撮りは結婚式当日の1ヶ月前までに実施する
・結婚式当日に前撮り写真を使わないなら後撮りという選択肢もある