結婚式を挙げない「ナシ婚」が増えている!?

少し前までは婚約したら両親に挨拶して、結婚式の段取りを考えてなど、当然のように結婚式が行われてきましたが、昨今では結婚式を挙げない「ナシ婚」を選ぶカップルも増えてきています。
今回はなぜナシ婚が増えているのかという理由についてご紹介します。

そもそもナシ婚とは

ナシ婚とは結婚式を挙げずに、入籍だけで結婚を済ませるスタイルです。現代の中でも特に若者世代で流行しており、団塊世代と若年層で価値観が異なることが見て取れます。

また、プロポーズの際に婚約指輪を用意しない、結婚旅行を行わないなど、経済的な面を優先している点も多く見受けられます。

ナシ婚が増えている理由

ナシ婚が増えてきている理由としては、経済的な面で懸念がある、人前に立つのが嫌などさまざまな理由があります。

経済的な面での懸念

経済的な面での懸念は、昨今日本の不景気もあり、結婚式を挙げるのにかかる費用が大きな負担に感じるカップルも多いようです。
単純に結婚式の費用が厳しいということもありますが、結婚式にかかる費用を結婚旅行に充てて、豪華にするなど、自分たちらしく結婚を祝おうという動きになってきているのかもしれません。

人前に立つのが苦手

最近の若者は人前に立つのが苦手と揶揄されますが、実際には人前に立つのが嫌というわけではなく、友人との関係性を大切にしたいがために、波風を立てたくないという気持ちがあるようです。

近年ではFacebookやTwitterなどのSNSで結婚式を挙げたことがすぐに広まってしまうということもあり、結婚式に人数の関係で呼べなかった人や、自分が結婚できないことを気にしている人に対して、一層センシティブになってしまうのは仕方ないことです。

ナシ婚のメリット

「結婚式を挙げないなんて!」と感じてしまう世代の方もいらっしゃるかもしれませんが、実はナシ婚を選ぶことにもメリットがあるのです。

まず、結婚式を挙げないことで経済的な余裕が生まれます。披露宴にかかる費用の平均は300万~350万円程度だと言われています。ご祝儀で回収できる費用を差し引いても100万円強はカップルが負担することになります。
この100万円を生活費に充てることもできるため、何かとお金がかかる結婚後の生活開始に僅かではありますが余裕ができるはずです。
結婚後もお金の問題はカップル間でも話しにくい話題となりますので、可能ならお金に困ってしまう状況は避けておくべきでしょう。

とはいえ結婚式を挙げたいという花嫁も

やはり結婚式は女性の憧れです。多くの女性が結婚式を挙げたい理由として「憧れているから」と感じています。男性からすると意外に挙げなくても別に問題ないと思ってしまいがちですが、女性にとっては一緒に一度は経験してみたい儀式となっています。

結婚式を挙げてみたいという希望をよくよく聞いてみると、「ウェディングドレスを着てみたい」、「色々な人に幸せな自分を知ってほしい」など様々な部分が明らかになります。
ウェディングドレスを着てみたいのであればフォトウェディング、幸せな自分を知って欲しいなら挙式のみなど、結婚式を挙げなくてもいいと感じている男性は、折衷案を提示してみると良いかもしれませんね。

まとめ

・結婚式を挙げないスタイルを「ナシ婚」という
・若者を中心に「ナシ婚」が増加している
・ナシ婚をすることのメリットとしては、費用を別のことに充てられることがある
・ナシ婚も良いが、結婚式を挙げたいと感じている花嫁がほとんど
・ナシ婚を男性が望む場合は折衷案が出せるとベター

ナシ婚のメリットを理解しつつ、自分たちらしく幸せを感じられる方法を選んでみてください。近年ではフォトウェディングや挙式のみなど、様々なスタイルがあります。