BGMを決める最初に読みたい!結婚式に必要な7シーンの曲

披露宴の進行がだいたい決まってきたら、次はBGMを選曲します。元々音楽が好きな人や特定のアーティストのファンという方は、あまり苦労しないようですが、そうではない人にとっては世の中に無数とある曲の中から一体どれを選んだら良いの!?と困ってしまうようです。
そこでこの記事では、数々の先輩カップルのご披露宴を見てきたウエディングプランナーが選曲の参考になりそうなヒントをお伝えいたします。BGMが変わると同じシーンでも雰囲気が一気に変わります。意外と重要なBGM選び、ぜひ運命の1曲を探してみましょう!

まずはインターネットで検索してみる

実はこの手の悩みは意外と多く、そのお困りの方々のためにたくさんの「結婚式BGM紹介サイト」があります。

結婚情報誌ゼクシィのサイトから、個人で作っているサイトまで様々あり、人気の曲や定番の曲はどこのサイトでも同じように紹介されていたりしますが、いろんなサイトを見ているうちに「この曲は初めて聞いた」という曲にもきっと出会えると思います。

そして今の世の中はYoutubeなどの動画サイトがあり、非常にありがたいことに大抵の曲はそこで聞くことができてしまいます。
知らない曲があったらどんどん探して聞いてみましょう。

意外と曲名やアーティスト名ではピンと来なくても、どこかで聞いたことがある曲だったりします。

場面ごとの曲の選び方にはコツがある

インターネットなどで探してみたけど、いいと思う曲がいっぱいあって決めきれなくなってしまった・・・この場面にはどんな曲が合うのかいまいちピンと来ない・・・など、悩みは尽きないかもしれません。

そんな時は場面ごとに合う・合わない雰囲気の曲や、決める上でのコツみたいなものがありますので、それを元に決めてみるのはどうでしょうか?

1.新郎新婦入場(お色直し後再入場も含む)のBGM

入場曲の時間の目安

これも会場によりますが、入場曲というのは1分くらい、長くても2分くらいあれば問題ないことが多いです。

ドアがオープンする前から流れ始め、ドアがオープンし、新郎新婦が会場内に入り、メインテーブルまで歩き、メインテーブルで一礼するところまで流れるイメージです。
ですので、普通のJ-POPだとイントロから1番の終わりくらいまでという長さでしょうか。

入場はみなさんに注目していただきたいシーンになりますので、比較的大きな音で流します。
また、曲を流し始めて、タイミングの良いポイントでドアを開けるなどの動きが入ったりもします。

入場曲の選ぶポイント

以上のことから、選ぶポイントとしては

①そこそこ盛り上がりそうなアップテンポの明るい曲

②イントロから流す
⇒十数秒以内に歌が始まるなどのドアを開けるタイミングがありそうな曲(サビから流すでも可)

という2点となります。
途中から流し始めて欲しい場合、「このタイミングでドアをオープンして欲しい!」などと指定がある場合は、式場側に相談してみてください。
だいたいはその通りにやってくれるかと思います。

2.乾杯のBGM

乾杯のBGMを流すタイミング

入場の次に音楽を流すのは、関東だと多くは乾杯のご発声時になります。
(ケーキ入刀が先になるケースもあります)

乾杯はご発声いただくゲストから挨拶をいただいた後、全員で起立し「乾杯!」の声で流れ始めます
こちらも比較的大きな曲です。

乾杯に合うBGM

ここではそこまで長く流しませんので、イントロからでもサビからでも、ファンファーレのような短い曲でも比較的合うと思います。
やはりアップテンポな盛り上がる雰囲気の方がしっくりきますね。

どう選んで良いか全くわからない!という方は、乾杯はビールのCM曲などお酒にまつわるBGMを入れてみると良いかもしれません。

3.ケーキ入刀のBGM

ケーキ入刀のGBMを流すタイミング

ケーキ入刀は、新郎新婦がケーキに大きなナイフを2人で入刀するタイミング辺りから、こちらも比較的大きな音で流れます。

RPGのレベルアップ音もあり??

こちらも乾杯同様、イントロからでもサビからでも良いですし、ゲームがお好きな先輩カップルは有名なRPGのレベルアップ音などにされる方もいらっしゃいます。
2人の初めての共同作業なので、たしかに1つ前に進んだ(レベルアップした)感じがしますね。

ケーキ入刀に合うBGMは??

普通の曲にする場合は、やはり盛り上がるアップテンポな曲が良いです。

ケーキ入刀はそのまま引き続きファーストバイトまで流し続けるということもありますので、その場合は普通の5分くらいある曲を選んでおくか、レベルアップ音のように短い場合はファーストバイト用としてもう1曲選んでおくと良いと思います。

4.お色直し退場(中座)のBGM

お色直しのBGMで考慮いれるべきこと

中座は、会場内を歩いて出口に向かうという歩く時間がありますので、その時間も加味して選んでいただいた方が良いかと思います。

お色直しに合うBGM

お色直し退場に関しては盛り上がる曲でもしんみりする曲でもなんでも合います。
というよりは、エスコートしてくださる方のイメージに合わせた曲にすると尚良いですね。

例えば、エスコートが親御様だったら両親にまつわる歌、ご友人だったら友人にまつわる歌などです。

5.手紙朗読のBGM

手紙朗読の時間の目安

このシーンは非常に感動的なシーンです。
静かで2~3分以上はある曲をオススメします。

手紙朗読のBGMで気をつけるべきこと

また、手紙を読むシーンなので、ボーカルが入っている曲だと読んでいる新婦の声と重なってしまいます。

できればボーカルは入っていないものが良いと思います。
J-POPでもオルゴールバージョンバイオリンバージョンなどにすると雰囲気とよく合います。

手紙朗読はあまり大きな音では流しません。
感動的な気持ちを誘うような曲ですとさらにGOODですね。

また、お手紙を読む相手は親御様ですので、お父様・お母様に感謝する内容の曲だとBESTかと思います。

6.花束(記念品)贈呈のBGM

花束贈呈に合うBGM

手紙の後、新郎新婦が花束やプレゼントを持って親御様の元まで歩き、お渡しするというこちらも非常に感動的なシーンです。
このシーンは比較的大きめの音で流れます。

ここでの曲の選び方は、やはり『ありがとうなどの感謝』『花束を贈る』『お父さん・お母さん』などをテーマにした曲にすると場面とよく合います。

7.新郎新婦退場のBGM

新郎新婦の退場に合うBGM

このシーンも基本的な選び方はお色直し退場と同じになりますが、先輩カップルの一部では『感謝』がテーマになっている曲を選んでいらっしゃいます。

披露宴のお開きになりますので、ゲストの方へ「今日は来て下さってありがとうございます」という気持ちを曲でも表現するのには良い場ですね。
しんみりする曲というよりは、やはり盛り上がる曲の方が多いかと思います。

退場後のエンドロールのBGM

最近はほとんどの方が退場後にエンドロールを流しますが、退場曲は盛り上がる曲、エンドロールはゆっくりした曲やしんみりする曲、感動的な曲を入れるパターンが多いです。

さらに!こだわりたい方はこんな場面も…

結婚式の開宴前やお開き後には、それぞれ『迎賓』『送賓』という時間があります。
それぞれの時間については式場ごとに違っていたりもしますので、できれば担当プランナーさんに確認してみると良いかと思います。

迎賓・送賓どちらもあまり大きな音では流しませんし、本当にゲストが過ごす空間に流れるBGMという感じなので、決める際もそこまで気にして決める必要はありませんが、ご披露宴のテーマなどがあればそれに沿った曲にすると統一感があって良いかもしれませんね。