緊張し続けた彼女へのプロポーズをOKしてもらったら、次はお互いの両親への挨拶です。男性は結婚に関する一連の流れの中でも特に緊張する場面となるでしょう。
今回はプロポーズ後にする両親への挨拶についてご紹介します。
挨拶はどっちの家からするべき?
挨拶は先に男性が女性側の家にすることが通例となっています。「相手の娘をお嫁にもらう」という意味合いから、礼儀として女性の家を優先するとされているようです。
とはいえ、女性の家が遠方であったり、忙しくてなかなか予定がつきにくいという場合には、男性側の家から先に挨拶をしても構いません。その際、念のため男性側の家から挨拶をすることについて、理由を添えて報告しておきましょう。連絡無しで男性側の家から挨拶してしまうと、心象が良くないという方もいらっしゃいます。
挨拶の約束はいつ取ればいいの?
両親への挨拶については、極力早めに取り付けることをおすすめします。まずは、プロポーズ直後にお互いが自分の親に連絡を済ませ、そこから1週間以内に挨拶の段取りについて決めましょう。
挨拶の日程については余裕を持って2週間から1ヶ月程度先で約束します。時間帯は多くの場合、食事時を避けることもあって14時から15時の間です。滞在する時間は2,3時間程度を見積もっておくといいでしょう。
当日はどんなことを話すの?
挨拶で特に心配なのが当日に話す内容です。何を聞かれるのか、何を話すべきなのかなど、不安が積もってしまうのは仕方ないことです。
相手の両親が気になっているのは、おおよそ以下のとおりです。
家族構成や両親の仕事内容
家族構成については意外にも多く質問されます。親ではなく自分のことを評価して欲しいと思ってしまいますが、相手の両親も長く子どもを育ててきているため、どんな親が育ててきたのかという点は気になるようです。
両親の仕事内容についても同様です。相手の親が社長や会社役員であっても、胸を張って自分の親の仕事内容について話せるようにしましょう。親を素直に尊敬している姿は、印象が良くなります。
自分の仕事内容(これまでの経歴)
自分の仕事内容は必ず質問されると言っても過言ではないでしょう。家族を養っていくだけの収入があるのかという点は、両親がもっとも気にする部分です。
また、現在の仕事だけではなく過去の経歴や、今後のキャリアについて聞かれる可能性もありますので、この機会に自身の経歴やキャリアを見つめ直してみてもいいかもしれません。
人柄や趣味
人柄については会話の中でにじみ出るものなので、敢えて「あなたはどんな人柄ですか」と質問されることはありませんが、趣味や休日の過ごし方から人柄を判断されることも。
婚約者は知っていても、相手の両親からの印象を損ねてしまう趣味がある場合には、相談した上で言及しなくても構いません。しかし、長い付き合いの中で知れてしまうこともあるため、注意が必要です。
当日の服装
男性はスーツにネクタイ、女性は華美ではない服装にします。男性は靴を磨いておくことや、髪をしっかりと整えること、髭を剃ることなど、抜け漏れがないように準備しましょう。
女性はオフィスカジュアルをイメージすると分かりやすいかもしれません。短すぎるスカートや、派手なネイル、髪色などに注意します。
手土産は何を用意すればいい?
両親への挨拶では必ず手土産を持参するようにしましょう。5,000円程度を目安にして用意します。テレビで紹介されたことがあるスイーツや、地元の特産品などを選ぶと会話の種にもなります。どんなに忙しくても、相手の家の近くで準備を済ませることだけは避けなければなりません。
まとめ
・プロポーズ後の挨拶は女性側からするのが一般的だが、遠方などの場合には連絡を入れればどちらからでもOK
・挨拶の日程は当日の2週間前までには取り付ける
・挨拶当日は自分のこと以外に家族のことも聞かれる
・男性はスーツにネクタイ、女性はオフィスカジュアルを心がける
・手土産は5,000円程度の品を用意する